資料集めのスケッチやおまけイラストつきで、完成に至るまでの経過も見られます。
麒麟 (きりん)
『河童』に続いて今回も原型がはっきりしない空想上の動物、麒麟です。
麒麟は獣の王であり、また時代の変化の前兆として現れるそうです。
その姿に似合わず性格は温厚で情け深く、決して生き物を踏むことはありません。
メモ
ビールで有名なあの姿のほかに、とても鹿に近いもの、また、『龍馬』と呼ばれる頭が龍、体が馬の姿をしたものが多いようでした。文章での説明には、姿は鹿、頭が狼、尾が牛、ヒヅメが馬…そして一本の角があり、毛は五色、とのこと。
絵の資料は、一角か二本角かまちまちで、またヒヅメは馬とあるのに二つに割れているものがほとんどでした。
とりあえずそれぞれの動物の部分をメモ。
『龍馬』の龍の頭のイメージから一応ワニもメモしておきました。(笑)
スケッチ
上でメモしたものをとりあえずそのまま合体(笑)あまりのバランスの悪さに閉口。
まず首の長い鹿の体つきに、狼の頭をつけるととっても妙です。
というわけで首は短くすることに決定。
また、ユニコーンなど東洋のエンブレムや旗に登場する動物はみな尾を威勢良く上げているので、この麒麟にも尾を立てさせることに。
タテガミは一体どういう風にしたらいいのか…
ふと、ビールのシンボルに目をやると…。見事なひげが顔全体を覆っています…。
うーん、自分的にカッコいいとも思えません(笑)
色々突っ込みを入れながら修正してもう一度挑戦。
今回は一体の動物に見えるように頭の大きさや首の長さなどを調節。
鹿の体つきのはずが、馬を描きなれているせいでだんだん馬に…。
左下の、角の生え際部分が気に入ったのでこの構図を採用。
下描き(鉛筆画)とペン画
A4のコピー紙にシャーペンで下描き(上)。顔がなんとなくドンくさく仕上がりました(笑)
色のイメージは最後まで固まらず、いろんな絵を見ると麒麟はうろこがあるようなのでそれらしい模様を検討。で、結局『実在のキリンの模様って見方によってはうろこに見えるよね』と思い、急きょキリン模様を採用しました。
ペンがけ&修正(下)。角はシンプルに枝分かれしない形に収まりました。
